会社を退職したのは2015年の3月。
お世話になった先輩に、ようやくお礼を言うことができました。
時間が経てば言いにくくなるだけ
ずっとお礼を言えていなかったのは、初めて配属されたプロジェクトの先輩です。
数ヶ月で私が異動となり、しばらくして先輩も異動。
仕事の関係上、同じ会社にいてもプロジェクトが違えば勤務地もバラバラでなかなか会うことができません。
もちろん私の最終勤務日も、別の場所でした。
退職する前、ありがたいことに送別会をしていただき、そこでありがとうございました、と伝えてはいたのですが、きちんとご挨拶できていないことがずっと引っかかっていました。
今まで何度か連絡しようと思うことはありました。
けれど、今更って思われるだろうな…と思って躊躇して、気が付けば2年。
さすがに唐突に連絡する勇気は出なかったので、2月の先輩の誕生日をきっかけに思い切って連絡してみました。
ああー絶対今更って思われてるウワアアアア
恥ずかしいいいいい
と悶々としていたら、とても優しいお返事が来ました。
神様ですか。
もう本当に自分がダメだなと反省しきりです。
お礼はきちんとすぐに言う。
これに尽きます。
こんなに時間が経ってからのお礼なんて、自己満足の域です。
勝手に悩んで、勝手にスッキリして。
相手からすれば「今更…」となるのも当たり前です。
けれど、ちゃんとお礼が言えてよかった、と心から思いました。
連絡のきっかけを取っておく、というダメ発想
ここまで連絡を怠ったのは自分のダメダメ具合が原因だとずっと思っていましたが、この記事を書いている途中で違う原因を思いつきました。
それは、お礼の連絡をする、という連絡のきっかけをずっと取っておきたかった、ということ。
自分の中で、連絡したらそこで関係が途切れてしまう気がしていました。
ありがとうございました。お世話になりました。
こちらこそ。それではお元気で。
はい、おしまい。
みたいな。
そんな簡単に切れる関係じゃないことはわかっているんです。
でも物理的に距離が離れて今まで以上に話す機会もなくなって、何かつながりを残しておかなくちゃ、と無意識に思っていたようです。
今回思い切って連絡してみて、まだちゃんと繋がっていた、と思えました。
そして、今後も切れない、と思えました。
「切れないようにしなきゃ」と肩肘張らなくたって、ずっと続くんだ、と。
人間関係は案外シンプルなのかもしれません。
退職したのに未練タラタラで、夫に少し申し訳ない気もしますが(^^;
それだけ好きになれる会社に就職できたことは私の自慢です。
大切なご縁はこの先もずっと大切にしていきます。